「老人ホーム」と「介護施設」の違いを解説

介護施設についてインターネット上で調べてみるも、さまざまな言葉が出てきて、難しいと感じたことはありませんか。今回は、そんな介護施設に関する言葉の中でも、インターネット上で一緒に検索されることの多い、「老人ホーム」と「介護施設」について解説していきます。


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老人ホームと介護施設の違いが分からない!

まず、「老人ホーム」と「介護施設」の違いですが、こちらはある程度同じようなものと考えて問題ありません。そもそも、老人ホームは介護施設の一種であって、完全に別ものではないためです。それでは、老人ホームを含む介護施設はどういったものなのか、定義を確認してみましょう。

「介護」があるかどうか

介護施設は、介護が受けられる施設全般を指した言葉です。つまり、日常生活のサポートや介助をサービスとして提供している施設はどれも介護施設になります。

ただし、介護施設といってもさまざまな形態があり、介護保険が利用できるかどうか、入所型か通所型か、もしくは在宅型かなど違いがあります。実際は施設によってサービス内容が異なるため、介護施設とひとくくりにせず、個別にサービスを確認していった方が良さそうです。

有料老人ホームの定義

老人ホームは、介護施設のうち、高齢者向けの介護サービスがある施設の総称です。この老人ホームにもさまざまな形態があります。有料老人ホームも、そうした老人ホームのくくりの中のひとつです。

有料老人ホームとは、老人福祉法第29条第1項によって規定された老人ホームのこと。わかりやすく説明すると、食事、介護(入浴・排泄・食事)、洗濯や掃除などの家事、健康管理、の4つのサービスのうちいずれかを実施し(複数サービスの提供も可)、かつ高齢者を入居させている施設を指します。

有料老人ホームの場合は、基本的に施設への入居が前提となっているため、在宅型のみの施設も含めた介護施設の定義と比較すると、やや施設の範囲は狭まります。

主な有料老人ホームの種類


介護サービスのある施設全般を指す介護施設の中には、有料老人ホームがあると紹介しました。それでは、有料老人ホームとは具体的にどういった施設を指すのでしょう。一般的な有料老人ホームの種類と特徴をみていきましょう。

介護付有料老人ホーム

介護サービスのある有料老人ホームのことです。安否確認や介護計画、介護サービスなど全てを施設スタッフが行います。

さらに、介護付有料老人ホームでも、施設によって受け入れ態勢はさまざまで、介護専用型と混合型(入居時自立含む)に区分できます。

介護専用型は、介護保険の要介護認定のある方を対象とした施設、混合型は自立・要支援・要介護認定の方が混ざったタイプの施設です。(施設によって、受け入れ対象者の範囲は変わります。)自立した状態から入居する場合は、混合型が適切といえるでしょう。

費用に関しては、入居金、月額利用料ともに必要な種類となります。

なお、提供される介護サービスの種類は施設によってさまざまで、生活支援サービスや介護サービスなど生活補助のサービスを行っているところもあれば、ほかに特色を持たせた施設もあります。リハビリや機能訓練、レクリエーションやイベント開催などもそのひとつです。

高級有料老人ホームを提供するロングライフでは、基本的な生活補助から生活の質にも注目したサービスを展開しており、「医・食・住・遊」を高いレベルで提供しています。充実したセカンドライフの設計が可能です。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、食事や家事などの生活支援サービスなどを提供する有料老人ホームで、自立・要支援・要介護のいずれの方も入居可能な施設です。ただし、施設によって対応は異なり、要支援や要介護向けにサービスを展開している施設もあります。入居金、月額利用料ともに必要です。

なお、基本的には入居者の介護状況によらない施設であることから、介護サービスは入居と同時に付随しません。必要になった場合、入居者が訪問介護などの在宅サービスなど個別に契約、あるいは利用する形で施設内にいながら介護サービスを受けることができます。

なお、介護付有料老人ホームでも、住宅型有料老人ホーム同様に、外部の介護サービスを利用する施設もあると紹介しましたが、異なるのは入居する施設そのものが介護サービスに直接関係してこないことです。

外部委託の介護付有料老人ホームでは介護計画は施設によって練られ、サービスも施設をとおしての提供になります。しかし、住宅型有料老人ホームの介護サービスの利用は個人の判断に委ねられるのが特徴です。

入居後、個人の判断で介護サービスを利用できる自由度はありますが、施設のサービスとして介護サービスが提供されないため、入居後に別途手続きや調整を行わなければなりません。

健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームは、食事など生活支援サービスなどを提供する施設で、入居対象者は原則、自立の方となります。施設によって内容は異なりますが、温泉やスポーツジムなど、自立状態にある方の健康維持を目的とした設備が整っているのが特徴です。

施設側から提供される基本的なサービスは住宅型有料老人ホームと似ていますが、介護が必要になった場合、基本的には施設を退去しなくてはなりません。しかし、退去後も安心して生活できるよう、介護付有料老人ホームを併設するなど、自立から外れたあともサポートが受けられる施設もあります。

なお、有料老人ホームでは施設によってサービスの質や種類が異なりますので一概にはいえませんが、ほかの有料老人ホームと比較すると初期費用は高めです。月額費用は、家賃に加え、食費や水道光熱費、管理運営費やサービス料も加わるため施設によってふり幅は大きいです。

年を重ねてもいつまでも充実した、健康的で、かつ文化的な生活を送りたい、介護を必要としない方に向いています。なお、健康型有料老人ホーム含め有料老人ホーム全般的に、配偶者とともに入居した場合は施設によっては部屋の移動が求められることもあります。

グループホーム

ほかにも介護施設には、グループホームといわれるものもあります。こちらは、要支援2以上の(認定を受けた)65歳以上の高齢者で、かつ認知症を発症している方を対象にした施設です。地域密着型で、住民票のある自治体に設けられた施設に入居できます

グループホームの特徴は、集団での共同生活。施設内で、5~9人ほどの単位で家事などを分担して共同生活を送り、そこに介護スタッフが付く形です。

グループ単位で過ごすことになるため、スタッフばかりでなく、ほかの入居者との交流も自然に生まれます。また、基本的に認知症の方を受け入れる施設であるため、リハビリなど、認知症に特化したサービスを期待できるのも特徴です。

毎月の費用として月額利用料がかかり、初期時に入居金や保証金などが必要とされることもあります。なお、入居については要支援2以上と紹介しましたが、寝たきりなど介護度合いが重い場合、医療ケアが必要になった場合は、退去しなければならないこともあります。

介護状態が変わったときのことなどを考え、ほか有料老人ホームと連携があるか、またグループホームでの医療サービスの提供があるかなどを確認しておくと安心できるでしょう。

まとめ

介護施設とは、老人ホームとは何かということから、有料老人ホームの種類まで説明してきました。ここまでお話ししてきたようにさまざまな特徴を持った施設がありますので、介護度合いや入居後の生活設計、介護サービスの利用まで総合的にみたうえで、個々に合った施設を選択することが大切です。

※こちらの記事は、2019年11月18日時点の情報をもとにした記事です。

№1910-05

ホテルのような我が家。住宅型有料老人ホーム日本ロングライフ

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