老人ホームを転居するときに注意しておきたいこと

老人ホームへ入居した方の中には、入居を決めたものの、施設環境や別の入居者、スタッフと馴染めないなどの理由から、別の老人ホームへ移りたいと検討されている方もいるのではないでしょうか。 この記事では、老人ホームを転居する際に気を付けなければいけないポイントや、新しい老人ホームを探す際の注意点などをご紹介します。 老人ホームの転居を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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別の老人ホームへ転居する背景

自身の最期を迎えるかもしれない場所である老人ホームだからこそ、入居先はこだわって探したいもの。

そのため、数ある施設の中から気になる施設の情報を集めたり、施設見学などを行ったりし、現在の老人ホームを選択したことでしょう。

しかし中には、せっかく入居した老人ホームでも、実際に入居してみると「思っていた施設と違っていた」、「施設にいられなくなってしまった」などの問題に悩む方もいます。

なぜ、せっかく入居した老人ホームから別の老人ホームへ転居を検討することになったのでしょうか。

転居を決める主な要因についてみてみましょう。

身体症状の悪化

身体症状の悪化により要介護度が高くなったり、認知症が進行して周辺状況が悪化したりした場合、現在の老人ホームでは対応できなくなるケースがあります。

また、これまでかかっていなかった病気になり、医療ケアの比重がより高まった場合も、現在の老人ホームでは対応してもらえなくなるケースもあります。

金銭的影響

介護保険サービスの利用が多くなったことで金銭面の負担が増加したり、これまで援助をしていた家族の経済状況が変化したりした場合、現在受けているサービスの継続が困難になるケースがあります。

施設側や入居者などとの人間関係の不満

「施設のスタッフの対応が冷たい」、「ほかの入居者の騒音や態度が気になる」、「入居者同士のトラブルに巻き込まれた」など、施設内の人間関係が要因になることがあります。

人間関係などによる不満は、精神的負担がかかるため、我慢しすぎるとストレスなどによって身体にも影響する恐れがあり、注意が必要です。

立地・設備への不満

パンプレットやホームページなどでは大きく見えていた部屋が、実際に入居してみると思っていたよりも狭い場合があります。他にも、今まで問題なく生活を送っていた部屋が、身体症状の変化などにより不便に感じてしまうケースもあります。

また、介護をサポートしている家族は、施設からの呼び出しやお見舞いなどで施設に足を運ぶ機会も多いです。通いづらい場所にある施設であれば、サポートしている家族への負担も大きくなります。

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今の老人ホームから転居したいときにチェックすること

現在入居している老人ホームからの転居を検討したときに、チェックしておきたいポイントを3つご紹介します。

返還金はどれくらいあるか

入居する際に入居一時金を払っている場合は、途中退去したときにもらえる返還金があります。このとき、施設によって異なりますが、入居日数分の家賃が引かれます。また、契約日から90日以内であれば、クーリングオフ制度を利用することができます。

入居一時金の返還金は、償却期間が長ければ長いほど、返還される金額が多くなります。そのほか、施設ごとに規約がある場合がありますので、担当のケアマネージャーに確認してみましょう。

原状回復費用の支払いがあるか

利用していた部屋の原状回復費用の支払いの有無も確認しましょう。入居者が負担するのは、主に造作の変更や入居者側の損傷です。入居期間内の自然劣化によるものはホーム側が負担します。

どちらが支払うかは、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に協議されます。詳しくは担当の施設スタッフに確認しましょう。

転居時期はいつか

転居が決定した場合、現在入居している老人ホームの担当者へ相談するようにしましょう。
転居先へ入居するための準備、現在入居している老人ホームからの退去準備などを行う必要があるため、転居の相談は早め早めを意識して行うようにしましょう。

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老人ホームへの転居で失敗しないためにすること

転居先の老人ホームでも同様に失敗しないよう、どういったことに気を付ければ良いのでしょうか。

転居するホームに何を求めるか整理する

まずは、現在の老人ホームを退去する理由となった「不満」を解消できるかどうかで、転居先の老人ホームを決めることが重要です。

今後の体調の変化を予測する

将来予想される身体症状の悪化にも対応してもらえるように、24時間体制で看護師は常駐しているか、認知症の受け入れ態勢は整っているかなど、介護・医療サービスが充実しているかどうかを確認しましょう。

また、介護度によっても受け入れ可能な老人ホームが異なります。

例えば、認定で要介護3・4の方でも身体を自由に動かせる場合は、スタッフが常時見守る必要があります。このような対応が難しい施設の場合では、介護度が低い場合でも入居を断られることがあるのです。

かといって要介護5以上などの、身体を動かせない場合も同様に、常時の見守り、支援が必要なため、入居が困難であるケースが多いです。

ロングライフでは、このように他の老人ホームでの入居が困難だと判断された介護度の方でも、受け入れが可能な場合がありますので、お気軽にお問い合わせください。

通いやすさを考慮する

交通アクセスの利便性は重要です。

体調の悪化などによる施設からの呼び出しや面会など、サポートしている家族も施設へ足を運ぶ機会があります。家族の交通手段に合わせて、通えるのかどうかを確認してから、施設を選択しましょう。

施設内での生活が合っているのかを判断する

多くの老人ホームでは、身体の機能回復や認知症の予防などを目的にレクリエーションを行っています。

レクリエーションの内容は施設によりさまざまなので、どのような内容が実施されているのかによっても、その老人ホームが自分に合っているのかどうかの1つの判断基準になります。

レクリエーションをはじめ、検討している老人ホームでは、自分の趣味嗜好などが満たせるのか、スタッフや入居者などと価値観が合いそうなのかという点も重視して判断するようにしましょう。

老人ホームに関する情報を多角的に収集する

新しい老人ホームを探す際は、老人ホームに関する情報を多方面から集めましょう。

インターネット

インターネットに掲載されている情報を元に、ご自身で施設情報を探していきます。
利用している人の口コミなど、よりリアルな情報を集めることができるでしょう。

気になる施設には直接連絡して見学予約などを行い、ご自身に合った老人ホームを探すことができます。

ケアマネージャーやソーシャルワーカーに相談

現在入居している老人ホームのケアマネージャーやソーシャルワーカーに相談し、ご自身に合った老人ホームを探すことも可能です。

現在の身体症状や、将来予想される身体症状の悪化も含めて対応してもらえる施設を紹介してもらいましょう。

しかし、ケアマネージャーやソーシャルワーカーが全ての施設情報を把握していない場合もありますので、ご自身でも情報を集めながら対等な立場で相談することをおすすめします。

介護施設の紹介サービス

介護施設の紹介を専門に行っている機関があります。

電話や対面での相談だけでなく、メールでの相談も受付けている場合が多く、忙しい時間の合間に気軽に相談できるでしょう。

介護施設の紹介を専門に行っているため、施設に関する最新の情報を多数保有しているはずです。ご自身や家族の希望に沿った施設を紹介してもらえるでしょう。

しかし、業者によって保有している情報に差がある場合があります。複数の業者に問い合わせて、より多くの情報を収集しましょう。

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まとめ

数ある資料を取り寄せ、たくさんの情報を参考にして決めた老人ホーム。できることならその老人ホームにずっと入居していられたら良いのですが、さまざまな事情により転居を検討しなければならないときがあります。

今回ご紹介した内容などを参考に、新しい老人ホームを選ぶ基準を明確にして、ご自身の希望にマッチした老人ホームを探してください。

※こちらの記事は、2019年11月12日時点の情報をもとにした記事です。

No.1910-10

ホテルのような我が家。住宅型有料老人ホーム日本ロングライフ

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