老人ホームが不足状態?老人ホームに入れない理由とは

高齢化が進んでいる近年、老人ホームの数が不足していると言われています。「探しているけど空きがない」「入居申し込みをしたら数ヶ月待ちだった」などといった話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。 しかし、街の中を見渡してみると老人ホームはあちこちにあり、新しくオープンする施設も珍しくはありません。果たして、老人ホームは本当に不足している状態にあるのでしょうか。老人ホームになぜ入れないのか、その理由について解説します。


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老人ホームが不足している理由

ここ数年は老人ホームの数が不足していると言われ続けていますが、実際の数はどのようになっているのかみていきましょう。

平成28年に厚生労働省が発表した「社会福祉施設等調査」の結果によると、全国にある有料老人ホームは10,846施設です。高齢化の進行に伴って、有料老人ホームの数は年々右肩上がりで増加しており、特にこの数年ほどで大きく増えている状況です。

日本の高齢化のピークは2042年ごろと予測されているため、現在の老人ホームの数では足りなくなってしまう可能性があります。そのため、その需要に合わせる形で老人ホームの増加傾向も続いていくものと考えて良いでしょう。

ただし、ピークを過ぎれば徐々に高齢者の数も減ってきますので、それ以降は老人ホームの数も減っていくことは考えられます。

このように数は増加傾向にあるものの、常に老人ホームの数は足りないと言われています。先ほどの厚生労働省の調査結果では、全国にある有料老人ホームの定員は合計421,170人です。在所率は83.5%となっており、この数字から単純に考えると、全国の有料老人ホームで約7万人分の空きがあることになります。

この数をみて、本当に老人ホームは足りていないのかと疑問を持つ方もいるかもしれません。しかし、そのような状況でも老人ホームが不足していると言われている背景には、いくつか理由があります。

ひとつは、介護業界における人材不足が挙げられます。老人ホームの数は大きく増えていますが、そこで働く介護スタッフが足りていないのです。部屋に空きはあるけれど、働く介護スタッフがいないために入居を受け入れることができないという施設が少なくありません。

入居を申し込む側にとってみれば、「断られる=空きがない」と考えてしまいます。空きがあるのに不足していると言われるのは、こうしたところに原因があるのです。

また、老人ホームの空きが多いのには、施設が同一地域内に乱立していることも原因です。老人ホームの定員が地域内でのニーズよりも多くなってしまうと、入居者の奪い合いのような状況が起きてしまいます。もちろん、働く人の数も限られていますので、スタッフに関しても取り合いで足りなくなっているという状況が重なっていることもあります。

そうすると、入居者を受け入れられる状態にも関わらず、入居する人がいなくて困っている施設も出てきます。ある地域では数が足りないのに、別の地域では入居者の数が足りずに定員を大きく割っている、というアンバランスな状態も起こっているのです。

このように、老人ホームの不足と言われる現状の裏にはいろいろな事情があるということを、まずは知っておいた方が良いでしょう。

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すべての老人ホームが不足しているのではない

全国的に不足していると言われる老人ホームですが、どの施設においても空きがなく、入居まで長く待たなければならないというわけではありません。地域によっては施設の数が多く定員に余裕があったり、老人ホームのタイプによっては空きがあって入居しやすかったりという場合もあります。

もともと探していたエリアから少し範囲を広げてみたり、老人ホームの種類にこだわらず探してみたりすると、意外に空きがあって入居が可能になるという可能性もあるでしょう。最低限譲れない条件を考えたり、別の施設のメリットを探してみたりして、検討してみてください。

特に数が増え続けている有料老人ホームは、比較的定員に余裕がみられることが多いです。そのため、長期間待機することは少なく、希望する時期に入居できるということも珍しくはありません。

介護度が高くなければ入居できないタイプの老人ホームもありますが、有料老人ホームでは65歳に満たない方や、自立している方も入居できる施設があるため、スムーズに入居できる可能性も高まります。

介護度が低くて他の老人ホームには入居できない、歳を重ねる前に早く入居先を見つけておきたい、といったような方にとっても、条件に合う有料老人ホームが見つかるでしょう。

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老人ホームへスムーズに入居するための準備とは

老人ホームのタイプや地域によっては、入居を待たなくてはならない場合もあります。希望するときにスムーズに入居するためには、どのような準備をしておいたら良いのでしょうか。

早めの計画、早めの行動

老人ホームにスムーズに入居をするために、早めの準備が必要だとはわかっていても、なかなか気がすすまなかったり、家族に相談しにくかったりする方もいらっしゃるかと思います。しかし、実際には自立のうちから考えている人が多いのです。

老人ホームへの入居が必要となる前に、元気なうちから老後の生活について計画を立てておくことが大切です。どこで老後を過ごしたいのか、施設に入居する場合は資金や時期はどうするのかなど、家族とも一緒に話し合いをしておきましょう。

お住まいの地域にどのような施設があるかを確認しておくことも大切です。現在空きがあったとしても、いざ入居を希望したときに空きがあるとは限りません。どの施設が良いか、どのポイントを重視して選ぶかなども事前に話しておくと、実際に入居するときに役に立ちます。

入りたい老人ホームを考慮しておく

老後は老人ホームへ入居して生活をしたいと考えている場合、どのような施設に入りたいのかを考えておくことも必要です。施設スタッフや他に入居されている方との距離が近い、家庭のような雰囲気が良いのか、反対に高級な雰囲気で自由度の高い施設が良いのか、あるいは両方かなど。住み慣れた地域で探したいのか、別の場所に移住したいのかなど、選択ポイントを明確にしておくと良いでしょう。

介護が必要になってからだと、入居できる老人ホームの種類が限られてしまうほか、空きがなくて何ヶ月も待たなくてはならないということにもなりかねません。

有料老人ホームの場合、自立のうちから入居可能な施設もありますので、そのような施設も選択肢に入れておくと良いでしょう。介護が必要になったときの体制も整えられているので、年齢を重ねたあとも安心して暮らすことができます。

ロングライフでは、自立している方から介護度の高い方まで、幅広く入居が可能です。ホテルのようなこだわりの住空間が魅力で、居心地の良さには定評があります。スタッフのおもてなし精神で、細かなところまで行き届いたサービスを提供しています。

1980年代にスタートしたロングライフは、日本でもっとも古いケアサービス専門の企業です。入居当初は自立していた方でも、介護が必要になれば質の高い確かな介護サービスを受けられるということも安心できるポイントです。

先進的なケアを行っている海外でも学びを重ねながら、入居者様のニーズにあったケアを提供できるよう努力を続けています。その歴史と確かな技術で、安心して老後を送ることができるでしょう。

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まとめ

不足していると思われている老人ホームですが、探し方や入居するタイミング、施設の種類などによっては比較的スムーズに入居することができます。

年齢や介護度の高さによっては入居できる施設の種類が限られてしまいますが、早めに入居すれば、選択肢も増えてくるでしょう。老後の生活について考える際は、自立しているうちから入居できる、ロングライフをはじめとした有料老人ホームもぜひ選択肢として検討してみてください。

※こちらの記事は、2019年11月30日時点の情報をもとにした記事です。

No.1911-06

ホテルのような我が家。住宅型有料老人ホーム日本ロングライフ