老後に無趣味だと悲しいことに…?趣味をつくるためには

定年退職後など、仕事を引退した後の老後生活において、無趣味の方にはさまざまなデメリットがあると指摘されています。 本人の健康やメンタル面での問題に加え、夫婦や家族仲にも影響する場合もあるでしょう。 この記事では老後に無趣味だとどうなるのか、無趣味の場合にできることや老後からでもはじめやすい趣味について紹介していきます。 まずは少しでも興味をもったものから、挑戦してみてはいかがでしょうか。


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老後に無趣味だとどうなるのか

これまで仕事が趣味であった方など、プライベートの時間に行うような趣味がないまま定年退職を迎えた方は、老後の時間をもて余し、焦りを感じる場合もあります。とくに男性に多くみられるようです。

一人暮らしの場合には、会話をする相手がいなくなるため、認知症の発症リスクも高くなると指摘されています。

また、ギャンブルなどが趣味となり、熱中することで依存症につながるケースもあります。やりがいを失ったと感じ、強い喪失感に襲われるため居場所がないと感じる方もいるでしょう。

無趣味が必ずしも悪いことではありませんが、趣味をもつことで生き生きとした老後を過ごせる一助になると考えられます。

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老後に無趣味の場合は何をすれば良い?

老後に無趣味の場合は、自分ができることや興味をもったことに挑戦するなどの方法があります。

趣味として続ける以外にも人の役に立っているという実感や、世間とのつながりを再確認するのも方法の1つです。

仕事をする

老後に年金だけで生活するのは大変な場合もあるのではないでしょうか。老後の生活を豊かにするために再雇用制度などを活用し、定年退職後も仕事を続けているシニアも多くいます。

また、生活には余裕があるものの仕事をすることにやりがいを感じるような、仕事そのものが好きな人にも続ける選択は適しているのではないでしょうか。

定年前まで就業していた企業に再度勤める方法以外にも、再就職や起業を行う方法もあります。

長く働き続けてきたからこそ、培われた能力や経験を活かして社会貢献を行うのも、老後の生活を豊かにしてくれる材料になるのではないでしょうか。

ボランティア活動に参加する

老後に無趣味であっても、ボランティア活動に参加することで人の役に立ち、やりがいを得る方法もあります。

地域の見回り活動やゴミ拾いなどの美化活動だけでなく、活発な方であれば災害支援の現場に駆けつける方もいます。

また、子供が好きな方であれば地域の小学生などを見守る活動などを行い、地元に貢献しながら成長を見守るのもおすすめです。

同じ志をもちながらボランティア活動を行う人と知り合うきっかけにもなるため、仲間や新たな交友関係づくりにも役立つと考えられます。

SNSを利用してみる

新しい挑戦として、スマートフォンやパソコンを利用してSNSを利用しているシニアも増加傾向にあります。

自分の撮影した写真を掲載する、日常のできごとを綴る日記として活用するなどの方法も人気です。

日本中・世界中にいるSNSユーザーに発信ができるため、自己アピールや今まで関わる機会のなかった人と交流できるのもSNSの魅力ではないでしょうか。

また、最新情報や口コミなどの情報収集ツールとしても役立つなど、メリットは豊富にあります。

そのほかにも、SNSを利用して、家族とつながるのはいかがでしょうか。

SNSの発達により、昔と比べてより簡単に、手軽に連絡を取り合えるようになりました。そのため、遠方に住んでいる家族との関わり方も変化しつつあります。

孫とテレビ電話をしたり、メールでやりとりをしたり、写真の投稿を通じてお互いの近況報告をしたりするのも1つの手です。

新たなことに挑戦する機会になるだけでなく、認知症やうつ病の予防にもつながるとされているため、興味のある方ははじめてみてはいかがでしょうか。

趣味を見つける

老後で時間があるからこそ、新たに趣味を見つける機会と捉えるのもおすすめです。

若い頃に好きだったことに再度挑戦してみる、今まで気になっていたが仕事をしながらではできなかったことをはじめてみるなどの方法があります。

シニア向けの趣味発見の場として体験教室なども豊富に開催されているため、実際に試してみながら興味がもてるものを探してみてはいかがでしょうか。

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老後からでもはじめやすい趣味

今まで触れてきたことのない世界に飛び込むことができるのも趣味をもつことの魅力です。

ここでは、老後からでもはじめやすい趣味について、ひとりでできるものや夫婦で楽しめるものを紹介します。

ひとりでできる趣味

趣味には室内でできるものや屋外で楽しめるものもあるため、自分に合うものを選択しましょう。

季節の移り変わりや景色などを楽しみながら行えるものが良ければ屋外、気温や天候に左右されず、自宅などでもできるものが良ければ室内がおすすめです。

屋外でできるものであれば、ジョギングや水泳、家庭菜園などがあります。屋内でできる場合もあるため、状況に合わせて室内・屋外を選択できるのも利点の1つです。

室内でひとりでもできる趣味としては、カラオケや読書、絵を描く、手芸、料理に挑戦するなどが挙げられます。

必ずしもひとりで行う必要はありません。しかし、ひとりであってもはじめやすい特徴があるものをご紹介しました。もし気になったものがあれば、試してみましょう。

夫婦で楽しむと良い趣味

夫婦で楽しめる趣味をもつことで共有できる時間が増えれば、夫婦間の会話も増えると考えられます。

例えば旅行や映画鑑賞、ウォーキング、写真など、夫婦どちらかではなくともに楽しめるものを選ぶことが大切です。

また、夫婦の趣味を組み合わせるのもおすすめの方法です。それぞれ「旅行が趣味」「写真が趣味」などであれば、旅行をしながら写真撮影を行うのも夫婦揃って楽しむことができます。

歌や楽器の演奏などを夫婦で行うのも、ひとりでそれぞれ行う趣味以上に充実したものになると考えられます。

よければ老後の趣味や楽しみ方について、詳しくこちらに記載しているのでご覧ください。
「老後の楽しみを見つけたい!趣味をしながら充実した毎日を」

夫婦の思い出づくりや健康寿命を延ばすことにもつながるため、ぜひ楽しめる趣味を探してみてはいかがでしょうか。

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元気なうちに真剣に老後の生活をイメージしよう

老後の生活をどのように過ごしたいか具体的にイメージし、元気なうちに検討しておくことが大切といえます。

元気に動けるときは趣味や旅行、料理、スポーツなどを楽しめる環境が良いという方も多いでしょう。

万が一体調に異変があった際にもすぐにサポートが受けられるように、環境の整った施設などを検討しておくのも重要ではないでしょうか。

しかし、介護施設などは要介護認定3や4以上でなければ入居できないところも多く、実際に介護が必要になってから入居するケースがほとんどです。

弊社「ロングライフ」が運営している介護付き有料老人ホームでは、介護の必要のない元気なうちから入居可能です。

さまざまなイベントや学びの機会、有名店で楽しむ食事会なども開催しており、入居者様お一人おひとりが充実した生活を送れるよう、魅力的なイベントや活動をご用意しています。

また、介護が必要となった場合でも安心できるよう、24時間365日常駐のケアスタッフによるサポート体制も整えています。協力医療機関との提携により、日々の健康管理からもしもの事態にも素早く対応可能です。

単身でのご入居だけでなく、夫婦揃っての入居が可能な施設もありますので、詳しくはロングライフまでお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

定年退職を迎えたとき、無趣味だというのは珍しいことではありません。仕事や育児、介護などに追われて時間がなかったという方も多いでしょう。

一方で、老後に時間があるからこそできる趣味も豊富にあります。「趣味を見つけなければ」と必死に探すのではなく、興味があることに気軽に挑戦し、楽しむことが大切だと考えられます。

楽しみながら目標ややりがいを実感できるなど、趣味をもつことは老後の生活を豊かにしてくれるものです。

どうしても見つからないときには、健康の維持や体力の向上など目的を決めてから趣味を探してみることをおすすめします。

※こちらの記事は、2020年5月22日時点の情報をもとにした記事です。

№2005-07