健康寿命とは?元気に過ごすためにできる健康維持の方法

老後の生活において、健康寿命を重視した健康維持の方法が注目されつつあります。病気にかかるリスクを抑え、介護が必要な期間をできる限り短くしていこうという考え方です。 人生100年時代ともよばれる昨今、老後を楽しみながら、できる限り家族への介護負担を軽減し、長く健康で痛いと考える方も多いのではないでしょうか。 そもそも健康寿命とはなにを指すのか、平均寿命との違いや健康寿命を延ばすために重視すべきことについて見ていきましょう。


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そもそも健康寿命とは

健康寿命とは、2000年にWHOが提唱した「健康に生活できる期間」のことです。

心身ともに自立しており健康的に生活が送れる状態で、病気や体の衰えによる介護が必要ない期間を指します。

厚生労働省の第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料によると、平成13年時点では健康寿命の平均が男性69歳、女性72歳でした。

しかし、平成28年には健康寿命の平均が男性72歳、女性74歳となっており、健康寿命が約2~3年程度伸びてきていることがわかります。

参考:厚生労働省「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料(平成30年)」より

WHOの提唱から健康寿命を意識した取り組みが積極的に行われるようになった背景もあり、今後もさらに重視されていくと考えられます。

健康寿命と平均寿命は違う

健康寿命と平均寿命はまったく異なるものであり、違いについて正しく理解しておくことが大切です。

ここでは、平均寿命との違いや、平均寿命より健康寿命を意識すべき理由について紹介します。

平均寿命とは

平均寿命とは、0歳の時点で何歳まで生きることができるのかを予測したもので、亡くなるまでの年齢を表したものです。

健康寿命との違いは、介護を必要とする人の年齢も含まれて算出されている点にあります。

病気や介護状態を含む、生きることができる年齢の平均値が「平均寿命」という位置づけになるため、まったく異なるものです。

平均寿命より健康寿命を意識すべき理由

平均寿命よりも健康寿命を意識すべき理由として、本人意思で老後を楽しめる期間が長くなることや、家族への負担軽減につながることが挙げられます。

医療の発達などによって平均寿命が延びている現状、健康寿命が延びなければ介護が必要な期間も長期化するでしょう。

家族に介護負担がかかる可能性があることから、働き盛りの現役世代に影響が出てくることが予測されます。

平均寿命を延ばすだけでなく、健康寿命を延ばすことで介護が必要な期間を短くすることができれば、家族の負担軽減にもつながるでしょう。

また、高齢化による国の財政負担も大きいため、健康寿命を延ばすことは介護や医療費の削減につながり、現役世代からの税収確保にも役立ちます。

健康寿命が延びればほかの社会保障を充実させることができ、本人・家族に加えて、大きくは国全体にも良い影響が出るとされています。

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健康寿命を延ばすためには

健康寿命を延ばすためには、本人の生活習慣がとても重要になります。

健康寿命が延びることは、老後の生活や趣味などを楽しめる期間にも影響するため、生活習慣を見直す努力が必要になるでしょう。

ここでは、健康寿命を延ばすために必要な「食事」「運動」「睡眠」「禁煙」について触れています。

食事

健康維持に欠かせない要素の1つは「食事」です。食事の栄養バランスがきちんと摂れていない状況が続くと、生活習慣病などを引き起こすリスクも高くなります。

偏った食事にならないように、野菜や肉、魚、豆類、海藻類、乳製品などをバランス良く摂取するようにしましょう。

また、食事の摂り方にも注意が必要です。朝食を抜かないことや、早食い・大食いをしない、よく噛んで時間をかけて食べることなどが推奨されています。

急激な血糖値の上昇を抑えるために、野菜などの低カロリーなものから順番に食べるなど、摂取する順番についても意識するとさらに効果的です。

運動

健康寿命を延ばすためには、適度な運動も必要です。しかし、骨折などのケガから寝たきりにつながるケースもあるため、自分のできる範囲で行っていきましょう。

1日30分程度のウォーキングや、階段を積極的に使うこと、歩く速度を上げるなどの身近なところからはじめてみてください。

運動だけを持続し続けることが難しい場合には、写真撮影などの趣味と組み合わせるのもおすすめです。

また、室内でできる運動として、簡単な体操を行う方法もあります。

スポーツクラブではシニア向けのプログラムもあり、活用しながら運動を習慣化していくことで健康寿命を延ばすことにつながると考えられます。

大切なのは、適度な運動を継続して行っていくことであるため、無理のない範囲から少しずつはじめてみてはいかがでしょうか。

睡眠

健康寿命を延ばすには、良質な睡眠をとることも欠かせません。毎日できる限り同じ時間に起床・就寝するなど、眠りの質を向上させる工夫が重要になります。

また、適度な運動を行うことで疲労によって深い眠りにつけるようにもなるため、上述の食事や運動と同時に取り入れるとさらに良いでしょう。

睡眠は肉体的な疲労の回復だけでなく、ストレスの軽減にも良いとされています。

睡眠の質を上げるためには、就寝時に部屋を暗くし、起床後にカーテンを開けて太陽光を浴びるなど、就寝と起床のリズムを整えることが大切です。

禁煙

喫煙に関するリスクはさまざまな面で指摘されており、健康寿命を延ばすうえでも禁煙は重要な要素です。

とくに副流煙は周囲の人にも影響を及ぼすため、同居している配偶者の健康を損ねる恐れもあります。

また、タバコには血中酸素濃度を下げる一酸化炭素が含まれており、酸素の運搬力を低下させるとされています。

タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があるため、栄養が細胞に行き渡らないなど、美容にも悪影響を及ぼします。

このような悪影響から体を守るためにも、禁煙によってリスク要因を取り除き、健康寿命につなげていく努力が重要です。

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健康寿命を延ばすことにもつながるロングライフのサポート・サービス

ロングライフが運営している介護付有料老人ホームでは、健康寿命を延ばすことにもつながるような環境が整い、取り組みも行っています。

まず、老人ホームと聞くと「介護が必要になったシニア世代の方のみが入居される施設」というイメージをもたれている方が多いかと思いますが、ロングライフは違います。

現在、介護の必要がない方でもご入居が可能です。実際、ロングライフの入居者様は自立されている方も多く、中には現役で働かれている方もいます。

また、多彩なイベントを開催しているので、新たな楽しみを見つけられたり、ご入居される前からの趣味を継続して楽しまれたりしている方もいます。

このように、ご入居後も自分らしい生活を送っていただけること、そしてもちろん、将来的に介護が必要になってからもケアサービスが受けられることは、ロングライフの魅力でもあります。

そして、健康的に日々を送っていただけるよう、ロングライフダイニングがご提供する旬の食材を使用した食事は、栄養面への配慮も万全です。

老後の生活を楽しみながら健康管理もしっかりと行い、将来の介護にも備えられるロングライフを、老後の生活を送る場としての選択肢の1つとしてぜひご検討ください。

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まとめ

健康寿命を延ばすことは家族への負担軽減はもちろん、本人が老後の生活や趣味を楽しむためにも重要です。

趣味や旅行、資格取得、ボランティアなど、老後だからこそできることに取り組むには、体が健康である必要があります。

介護の必要性だけでなく病気になるリスクを抑えることにも役立つため、生活習慣を見直しながら取り入れられる範囲で食事や運動を行ってみてはいかがでしょうか。

※こちらの記事は、2020年6月14日時点の情報をもとにした記事です。

№2006-06