シニアの生きがい4選
多くのシニアは、何を生きがいと感じているのでしょう。習い事は生きがいの1つとして数えられているのでしょうか。まずは、多くのシニアが生きがいに感じている4つのことを挙げます。
1.家族との団らん・孫と遊ぶ
家族と関わることを生きがいに感じるシニアは多いです。家族と過ごすことによって、人と話したり、過ごしたりすることの温かみを再確認できるほか、孤独やさみしさも和らぐことでしょう。
孫も、シニアにとっては大きな存在でしょう。孫の成長は喜びでもありますし、孫と一緒になって遊ぶことで昔に戻ったような気持ちになれるためです。
しかし、家族と離れて暮らすシニアも多くなりました。家族と同居していない場合、直接会ったり、話したりする機会は減ってしまいますが、それでも近年のITの発達などで、テレビ電話などを使ってふれあう機会はあります。
2.友人との食事
家族との時間が頻繁に取れなくても、人とのつながりを感じるために友人と食事に行くことを生きがいにしているシニアも多いです。
人と過ごすことで孤独を感じないなどのメリットが挙げられるほか、家族とはまた違った楽しみが友人とはできます。会話をすることでお互いの近況報告もでき、気持ちや価値観を共有することができるためです。
また、気軽に友人と会い、いつもと違う食事を楽しむことによって、良い気分転換にもなります。男性よりも特に女性に、友人と雑談すること、美味しいものを口にすることに生きがいを感じる方が多いようです。
3.趣味
趣味も、シニアの生きがいとして挙げられます。特に趣味を生きがいに感じているのは、女性よりも男性に多いようです。
趣味にかけられる時間があると、日々さまざまな刺激を受け、楽しみが生まれるでしょう。好きなことがあれば、とことん突き詰めてみるのも良さそうですね。特に趣味がなくても、これから見つけていくこともできます。
70代の趣味については、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒「70代からはじめる趣味!老後の生活をより豊かなものにするために」
4.習い事
習い事を生きがいに感じているシニアもいます。習い事をとおして、多くの考えや経験を持つ人、あるいは同じ趣味を持つ人などに関わっていけるためです。
また、自分のなかで消化する楽しみとは違って、習い事のなかには成果を発表する場を設けているものや、自分の作品を見てもらう機会があるものもあります。
このように、自分の作品や成果をほかの人に発信していける習い事であれば、承認欲求も満たされることでしょう。誰かから認められている肯定感が、生きがいにつながります。
シニアに人気の習い事
シニアにとっても習い事は生きがいになることがお分かりいただけたかと思います。しかし、「習い事といっても何をすれば良いのか…」「したいことが思いつかない」という方もいらっしゃるでしょう。
習い事にお困りなら、シニアに人気のものからはじめてみてはいかがでしょうか。人気のある習い事なら、同じ趣味を分かち合え、同じ世代の人とも交流を持つことができるはずです。ここでは、人気の習い事と特徴をいくつか見ていきましょう。
語学
シニアに人気の習い事の1つが、語学です。海外ドラマの影響で語学を学びたいと考える人も多く、英会話のみならず、韓国語や中国語などアジア圏の講座にも人気があります。
「字幕や吹替なしに本場の言葉を理解したい」「外国の人とも気軽に話してみたい」という気持ちがあれば、語学に挑戦してみてはいかがでしょう。
外国語の会話や学習は、頭を使うため、認知症予防が期待できますし、体を動かすわけではないため、体力に自信のないシニアにもおすすめです。
習い事をとおして語学を習得し、海外旅行に出かけるシニアも多いので、夫婦や友人との海外旅行を目標にしてみるのも良いかもしれません。
楽器
シニアには、楽器を使った習い事も人気です。ピアノやサックス、和太鼓やお琴などを習い事に選択するシニアが多く、ヴァイオリンやドラムを楽しむ人もいます。
教室に通うのではなく、同じ趣味を複数人で共有しやすいことから地域の音楽団などに入る人も多いです。体に大きな負担をかけずにはじめられるのも、楽器を使った習い事がシニアに人気の理由でしょう。
演奏会が定期的に開かれるものであれば、受講生がお互いに日々の成果を共有することができます。このような具体的な目標があれば、練習にも張り合いが生まれ、大きな生きがいになるでしょう。
スポーツ
アクティブなことをしたいなら、スポーツ系の習い事もおすすめ。シニアには、ヨガやスイミング、社交ダンスなどが人気です。
激しく体を動かすものではなく、自分のペースで体を動かせるスポーツが良いでしょう。スポーツで体を動かすことは気分転換になりますし、健康維持にも役立ちます。
文化系の習い事
書道や詩吟、俳句、カメラ、水彩画、カラオケ、コーラスなど、文化系の習い事もシニアに人気です。どれも極めれば奥深いですが、趣味として楽しまれている方も多く、気軽にはじめやすい内容になっています。
楽器を使った演奏はみんなで息を合わせて楽しむものも多いですが、カメラや水彩画などの作品の発表やコンテストへの応募はより個人的であることが特徴です。作品の発表をとおして自分に自信を付けることができ、承認欲求を満たすこともできます。
シニアが習い事をするメリット
シニアに人気の習い事も多く、それらが生きがいになることを紹介しました。それでは、生きがいになる以外に習い事はどのような良い影響をもたらしてくれるのでしょうか。習い事をはじめる前に知っておきたい、シニアにとっての習い事のメリットを簡単に紹介します。
体力維持ができる
習い事はシニアにとって、体力維持に良い影響をもたらします。日ごろから体を動かすことによって、健康促進や体力づくりにつながるためです。実際に、健康に過ごすことを目的に習い事をはじめる方もいます。
健康な体の維持は、健康寿命を延ばし、日々を楽しく過ごすのに重要なことです。習い事で楽しみながら体力維持ができるなら一石二鳥ではないでしょうか。
認知症予防になる
シニアの習い事は、頭を使うことで脳が活性化されるため、認知症予防も期待されています。また、認知症予防には、人とのコミュニケーションも効果的です。
習い事をはじめて多くの人と関わることで孤独を感じにくくなりますし、不足しがちなコミュニケーションを補えるので、いつまでも元気で明るい人生を実現することができるでしょう。
シニアからはじめる習い事には、このようにさまざまな効果が期待できますが、続けないことには意味がありません。継続することが何よりも大切です。
習い事自体を探すのは良いのですが、同時に継続しやすい環境づくり、環境探しも進めていきたいものです。
オペラ鑑賞や国内・海外旅行などの充実したイベントやサービスを提供しているロングライフなら、入居をとおして新しい趣味が見つかるきっかけができるかもしれません。
無理なく続けられる環境も整っていますので、どんな習い事にしたいか決めかねているなら、先に継続できる環境を整えていくのも考えの1つではないでしょうか。
まとめ
シニアの習い事は、生きがいになるほか、人との交流や健康維持など、さまざまなメリットがあります。習い事をはじめて、アクティブなシニアライフを送ってみてはいかがでしょう。
住宅型有料老人ホームのロングライフなら、習い事を楽しむための生活環境が整っているので、無理なく習い事をすることが可能です。
※こちらの記事は、2020年5月23日時点の情報をもとにした記事です。
№2005-03